画像評価関連の記事を続けて書いてきましたが今回で終わりかと思います。個人的に全然好きじゃないのでずっと苦痛でしたがなんとか一段落できそうです。T1、T2値の測定に関しては出題されていないので割愛し、今後出題されるようであればそのタイミングで記事にしようかと。
目次
過去問からの出題
第8回-24
第8回-24
MRI の画像評価に関して正しい文章を選択してください。(正解 3 つ)
1.基本的に SNR と CNR は相関する。
2.CNR はファントム温度に依存する。
3.CNR は空間分解能の評価が可能である。
4.差分法の SNR は信号強度×√2/ 標準偏差である。
5.パラレルイメージングで SNR を測定する時は、空中雑音法でなく、空中信号法を使用する。
1.○CNRの算出にSNRや信号値が用いられるため
2.○
3.×不可能
4.○
5.×空中雑音法や空中信号法は用いない、5定点差分法を使用
第11回-44
第11回-44
第8回-24と同問
第12回-7
第12回-7
第8回-24と同問
第15回-23
第15回-23
画像評価に関する正しい記述はどれか。2つ選べ。
- Parallel imagingでSNR測定をするには空中雑音法を用いる。
- 表面コイルを用いる場合,SNRと均一性の評価を同時に行う。
- 差分法を用いたSNR測定は装置付属の差分機能を使用する。
- CNR(contrast-to-noise ratio)が高くなると信号検出能は低下する。
- 空間分解能の評価は等間隔に並んだピンパターンから視覚評価を行う。
1.×5定点差分法を使用
2.○表面コイルはSNRに位置依存性があるため同時に均一性の評価を行う必要がある
3.×使用しても良いが必ずしも装置付属の差分機能を使用する必要はない
4.×検出能は上がる
5.○
まとめ
CNRに関しては出題数も少ないので計算方法くらいを記載しておきます。
計算方法
空中雑音よりも空中信号の方が測定誤差が少ないという報告があるそうです。
これら計算式は無理に覚える必要はないかと思います。
みじかーーーーーーーい記事になってしまいました。
出題
参考文献
MRI集中講習 P49
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