つい先日、妻がコロナに感染し、現在隔離生活を行っております。
認定記事の更新チャンスなのですが、ネタが全然思いつかないため久々に雑記を書くこととしました。
基本的に私の雑記は人気がないと思っていますので、あまり書かないようにしていたのですが特に書くこともないので苦悩の末に書いております。
今回は同居者にコロナが出た時、どのように隔離しているか、どのような物があれば便利かなどを個人的な体験をもとにご紹介します。
その1 生活スペースの確保
もちろんですがコロナ陽性者とは生活を別々にする必要があります。
我が家は賃貸なのですが、幸い寝室がリビングから離れており隔離スペースとしては適当であったため寝室にいてもらうこととしました。
この時、出来る限り隔離部屋にある邪魔なもののは移動させておきましょう。
隔離部屋へはいくらでも物を移動できますが、隔離部屋から清潔なところへは除染してからでないと物を移動できないため隔離すると決めた時からなるべく時間が経たない内に(汚染されない内に)物を移動させましょう。
病状が辛い場合は寝ていることがほとんどでベッド上での生活なのですが、体調がよくなると体を動かしたくなるためスペースを圧迫するような邪魔なものは極力ない方がいいです。
必要なものは都度隔離部屋へ渡せますから。
その2 除染作業
コロナは症状が出てから2日前くらいからウイルスの排出があるため、陽性が確定する以前から周辺を汚染している恐れがあります。隔離部屋は除染する必要がないとしてもリビング、洗面所、トイレなどは除染しなければなりません。
アルコール
コロナに対抗する手段として有名なのがアルコールですね。
緊急事態宣言時には品切れしていましたが最近では安定してどこでも買うことができます。また手軽に使えるのも特徴です。しかしアルコールはコストが高く、除染作業で使用すると高くついてしまいアルコールだけで除染するのは非効率かと思います。
個人的には手指消毒専用と考えています。
次亜塩素酸ナトリウム液
簡単に言うと『ハイター薄め液』です。
水と家庭用漂白剤(ハイターやブリーチ)だけで作れて、たくさん量産することが可能です。
花王のキッチンハイター600mlが1本あれば60Lの次亜塩素酸ナトリウム液が作れます。
また、どこの家庭にもあり品薄になりにくいためアルコールに比べて入手しやすいと思います。
僕のやっていた方法は、霧吹きに500mlの水を入れ、花王のキッチンハイターをキャップ1/4〜1/2入れて混ぜています。この次亜塩素酸ナトリウム液は毎日作るため、霧吹き500mlのところに予め線を引いておけば、次回からはその線まで水を入れ、規定量のハイターを入れるだけで作るのがさらに簡単です。
ここで注意なのですが、花王のサイトより、
「薄めた液をスプレー容器に入れて噴霧することはおやめください。スプレーした時に霧状の液を吸い込むことがあり、せき込んだり、呼吸器に異常をきたしたりするおそれがあります。」とあります。
なので使うときは、スプレーの口を布などで覆って霧が出ないようにし、布を次亜塩素酸ナトリウム液で濡らして使えばいいと思います。
洗面器やペットボトルで作るよりも簡単に作れて、使用も楽なためオススメです。
拭いたあとはさらに水拭きをします。
この次亜塩素酸ナトリウム液は徐々に分解され効果が薄れていくため毎日作ることをオススメします。
また、強い液体のため、人体の皮膚の他にも金属や木製製品をも痛める可能性があることを念頭において使用してください。
僕は面倒臭かったので、霧吹きで適当に噴霧して拭き、そのあと水拭きも何もしませんでした。多分妻に怒られます。
その3 衣類や食器
汚染された衣類や食器もあると思います。
衣類に関しては一般的な家庭用洗剤で洗濯機による洗濯を行い、完全に乾かせば問題がないそうです。
食器については家庭用洗剤に含まれる界面活性剤が有効のようなので、普通に洗えば問題がなさそうに感じます。以下が有効な成分だそうです。
もしくは熱消毒も効果があり、80℃のお湯に10分間さらすことで消毒できます。
しかし物によっては変形することもあるので気をつけてください。
無印のボトルですが、いけるかなと思ったらミスりました。
その4 買出し(揃えたい物)
状況により外出できないこともあると思います。
ですがもし外出できるなら極力揃えた方がいい物をご紹介していきます。
①使い捨て手袋
除染作業のたびに使うのであればあるほど良いです。最悪なければポリ袋でも代用できます。
②霧吹き
先ほどの次亜塩素酸ナトリウム液を作り置きするのに使えます。これもなければ500mlのペットボトルでも代用できますが除染作業は何回も行うため重宝しました。
③使い捨て nonpaper towel (厚手タイプ)
これは商品名です。布みたいなものなのですが、次亜塩素酸ナトリウム液で除染作業するときに使用します。使い捨てなので洗う必要がなくノンストレスで作業できます。ドラッグストアで購入しました。
④ハイター
先ほどもご説明しましたが、次亜塩素酸ナトリウム液を作るのに用います。これは必須です。家になければ予め買っておいてもいいと思います。
⑤マスク
今では日常で毎日使いますが除染作業などで使用するため格安のものでもいいので多めにあるといいと思います。
⑥カトラリー類
使い捨ての箸や皿です。隔離部屋への食事を渡す時に便利です。使い捨てなので返してもらう必要もないですし洗う手間が省けてとても楽です。
皿は茶碗程度のものがご飯、汁物、サラダなどなんでも盛れるので使いやすく、特に電子レンジに対応しているものの方が融通が効きます。
他にスプーンやコップもあるといいです。
⑦ティッシュペーパー、トイレットペーパー
コロナ発症から数日後、尋常じゃない鼻水がでるパターンがあります。1日に一箱使うレベルです。
また、コロナの症状で下痢パターンもあります。
心許ないと感じたら買っておきましょう。今回僕は買い足しませんでしたが。
以上が揃えておきたい物です。他にも新しい歯ブラシや歯磨き粉(共用しないため)、水や食料品などありますが、書くとキリがないのでやめました。
その5 ゾーニング
医療施設にコロナ病棟などがあればゾーニング(危険なところと安全なところをゾーン分けする)して対策しています。
『その1』が緊急のゾーニングであるとも言えますが、隔離生活は長期となるためゆっくり考えましょう。
これが我が家のゾーニングです。
①レッドゾーン
『PCR陽性者の療養エリア、濃厚接触者および擬似症例の療養エリア』
家では妻の療養スペース+妻の行動エリアとしました。
②イエローゾーン
『防護具を脱ぐエリア』
家では自分がいるリビングの一角に設けました。ちょうどいいスペースがあったので。
養生テープで境界をはっきりさせて、除染に使う次亜塩素酸ナトリウム液と使い捨てタオルや手袋、レッドゾーンに行くためのスリッパなどを置いておきました。
本来なら感染用ゴミ箱や手指消毒などを用意するべきですが面倒なのでやめました。
③グリーンゾーン
『濃厚接触者でないスタッフの活動エリア、通常業務などを実施する場所』
家では自分のいる場所です。キッチンもあるため洗面所を共用せずとも手洗いなどができました。
その6 療養生活が終わるときの除染
ウイルスの感染力は7〜9日くらい経つと急激に低下するそうですが、それまでは感染する可能性があると言えます。
隔離が終わってゾーニングを解除すると同時にレッドゾーンを除染する必要があります。
ウイルスは付着した環境により感染力の期間が変わり、紙類では数時間、ガラスなどでは数日と大きく幅があります。衣類は全て洗濯をし壁や窓は除染します。特にプラスチックやガラスなどツルツル系のものは生存期間が長いようなので特に気をつけましょう。
まとめ
①生活スペースの確保
陽性、もしくは疑わしいことが判明したらまずは隔離する場所と看病する人がいる場所のお互いの生活スペースを確保します。
②除染作業
ウイルスの排出はすでに始まっている可能性があり、グリーンゾーンとするべき場所も汚染されていることがあります。そのため一通り除染する必要があります。アルコールや次亜塩素酸ナトリウム液を使って除染します。
③衣類や食器
衣類は洗濯、食器は洗剤で洗って対応します。食器は使い捨てがあるならそちらをおすすめします。
④買出し
外出できるなら最低限必要なものは揃えましょう。
⑤ゾーニング
隔離生活を行う上で必要です。ここまでできればこの後の除染は、療養者が共用スペース(トイレなど)を使った後くらいで済みます。
⑥療養生活が終わるときの除染
ゾーン分けしていたのを解除する際に汚染したところを除染します。
さいごに
この生活は精神的にかなりキツいです。
非日常感を味わえますが、初日だけであとは我慢し続けます。
そして療養者はさらにしんどい状況にあります。
自分の体の不安、他人にうつしてしまった申し訳なさや感染拡大していないかの不安。職場のことも気になります。
こんな僕も春頃にコロナ陽性となり妻とは逆の立場でした。
また増えてきましたので、知識だけでも備えておくと慌てずに対応できるかと思いまとめました。
今回の記事はなるべく間違いを伝えないように調べてはありますが、僕の認識不足や情報の更新などがあると思います。ご参考程度までとし、ご理解いただけると幸いです。
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