目次
用語
MRSの定量解析を行うソフトウェア(LASystems社)
解説
各代謝物のピークと水ピークとの比から定量を行う。
そのため通常のMRSスペクトル(水抑制あり)の他に水抑制パルスを用いていないスペクトルを得る必要がある。
解析過程
スペクトルをフーリエ変換や位相補正しカーブフィットする。
Basis-setデータ(シーケンス種類やエコー時間ごとの代謝物リファレンスデータ)と比較。
代謝物ごとのピーク分離で計算されるピークエリアから各代謝物の定量計算が自動的に行われる。
過去問
20-問題 25 脳の MR 検査について正しいのはどれか。2 つ選べ。
1. ASL は局所脳血液量を定量できる。
2. MRS を解析するソフトウェアに LCModel がある。
3. Functional MRI の解析には Tofts モデルが用いられている。
4. 拡散テンソルトラクトグラフィは交差線維の描出が正確である。
5. VBM を使用したソフトウェアに早期アルツハイマー型認知症診断支援システムがある。
1.×局所脳血液量は定量できない
2.○
3.×Toftsモデルは薬物動態モデリングであり灌流画像に用いる
4.×交叉線維の描出に限界がある
5.○
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